看護師国家試験 2018年度(第108回) 午後 第 62 問
Aさん(24歳、男性)は、昼間の過剰な眠気を主訴に来院した。半年前に居眠り運転で交通事故を起こした。入眠時の幻視や睡眠と覚醒の移行期に体を動かせなくなることがある。また、笑ったり、怒ったりしたときに脱力してしまうこともある。
最も考えられる疾患はどれか。
1. 睡眠時遊行症
2. ナルコレプシー
3. 睡眠時無呼吸症候群
4. 睡眠・覚醒スケジュール障害
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看護師国家試験 2018年度(第108回) 午後 第 62問
解答:2
睡眠時遊行症とは、睡眠中に無意識の状態で起きだし、歩いたり何かをした後に再び就眠するが、その間の出来事を記憶していない状態
小児に多く就眠後しばらくの間のノンレム睡眠中に発生することが多い
ナルコレプシーとは通常non-REM睡眠を経た後で発生するREM睡眠が入眠直後に発生し、入眠時に金縛り・幻覚・幻聴の症状が発生する 更に夜間には中途覚醒を起こしそのときに、金縛りを伴うことが多い
睡眠時無呼吸症候群とは睡眠時に呼吸停止または低呼吸になる疾患 肥満とか咽頭扁桃肥大などがリスクファクター その分睡眠が浅くなるため、日中に極度の眠気に襲われ、時に交通事故をおこすことも
睡眠・覚醒スケジュール障害とはその名の通り睡眠と覚醒のスケジュールが乱れている状態夜更かししてその分翌朝起きるのが遅くなってが日に日に進行したり、夜勤などが混ざる不規則な勤務の職種(看護師さんなど!!)で寝れないとか、海外旅行の時差ぼけなど
金縛りというキーワードがあるのでナルコレプシーが答え