看護師国家試験 2012年(第102回)
第 48 問
気管支喘息(asthma)に対する副腎皮質ステロイドの吸入療法について正しいのはどれか。
1. 副作用は内服より少ない。
2. 吸入後に含嗽はしない。
3. 食後の吸入が食前より効果的である。
4. 吸い込むタイミングで効果に差はない。
解答:1
看護師国家試験 2012年(第102回) 解説
喘息は気道の炎症とそれによる気道狭窄が主病態
治療薬には以上のような種類の薬がある
吸入ステロイド薬
長時間作用性β2刺激薬
ロイコトリエン受容体拮抗薬
テオフィリン徐放薬
現在の基本は吸入ステロイド(抗炎症)+長時間作用型β2(気管拡張)
ステロイドということで副作用が心配になる患者も多いが、吸入ステロイドの含有量はug(mgの1000分の1)、内服、点滴のステロイドはmg単位なので副作用はかなり少ない ただし、吸入する口腔内への影響があるため、うがいを必ずするように
発作治療薬(リリーバー)で
短時間作用型β2
2 うがいはマスト しないと口腔内の雑菌による口内炎やカンジダになる
3 食前 1日2回朝晩
4 「タイミング」の意味合いが微妙なのだが喘息発作のあるなしにかかわらず規則的に吸入した方がよいという意味では×