看護師国家試験 2019年度(第109回)午後 第 61 問
平成28年(2016年)の人口動態統計における日本の出生で正しいのはどれか。
1. 出生数は過去10年で最低である。
2. 出生数は100万人を上回っている。
3. 合計特殊出生率は過去10年で最低である。
4. 第1子出生時の母の平均年齢は30歳未満である。
看護師国家試験 2019年度(第109回)午後 第 61 問
解答:1
解説:
厚生労働省が発表した2019年の人口動態統計によると、
出生数は 86 万 5234 人で、前年の 91 万 8400 人より 5 万 3166 人減少し、出生率(人口千対)
は 7.0 で、前年の 7.4 より低下
出生数が過去最低となったことはポイントです
出生数は母のすべての年齢階級で前年より減少
第1子出生時の母の平均年齢は上昇傾向にあったが、平成 27 年から 30.7 歳で横ばい
合計特殊出生率
合計特殊出生率(一人の女性が15歳から49歳までに産む子供の数の平均)は1.36
平成 18 年から上昇傾向が続いていたが、平成 26 年に過去最低の1.26
平成 27年からは微増の後、平成 28 年からは4年連続の低下
母の全ての年齢階級で低下 最も合計特殊出生率が高いのは30~34 歳
ちなみに合計特殊出生率の過去のデータで覚える数字は
第1次ベビーブーム期には4.3以上、1950(昭和25)年以降急激に低下
第2次ベビーブーム期を含め、ほぼ2.1台で推移
1975年に2.0を下回ってから再び低下傾向
2005(平成17)年が過去最低の1.26