看護師国家試験 2015年(第105回) 午後第77問
乳児の髄膜炎(meningitis)などを抑制するため、平成25年(2013年)に定期接種に導入されたのはどれか。
1. 日本脳炎ワクチン
2. ロタウイルスワクチン
3.
インフルエンザワクチン
4. 麻しん風しん混合ワクチン
5. Hib(Haemophilus influenzae type b)ワクチン
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解答:5
看護師国家試験 2015年(第105回) 午後第77問 解説
Hibワクチンとはヘモフィルスインフルエンザ菌B型ワクチンのこと インフルエンザウイルスと区別するためにあえてHibという名前にしている
髄膜炎の年齢別の起炎菌は後ほど
髄膜炎自体が死に至ることも多く、生存しても様々な後遺症を残す可能性がある怖い病気であり、特にヒブ(Hib)による髄膜炎は病状が重く後遺症を残す頻度も高いため、ワクチンで予防しましょうということになった
平成22年から、肺炎球菌による髄膜炎を予防する小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー)が始まっている
年齢別細菌性髄膜炎の原因菌小児および若年成人 | 髄膜炎菌(Neisseria meningitidis) 肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae) 黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus) インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae) |
高齢者 | 肺炎球菌(S. pneumoniae) 黄色ブドウ球菌(S. aureus) Listeria monocytogenes グラム陰性細菌 |
覚え方 成人の細菌性髄膜炎はハインズ
ハイ…肺炎球菌
イン…インフルエンザ桿菌
ズ…髄膜炎菌