看護師国家試験 2018年度(第108回) 午後 第 61 問
知的障害(精神遅滞)の原因となる疾患はどれか。
1. 統合失調症
2. フェニルケトン尿症
3. アルツハイマー病
4. クロイツフェルト・ヤコブ病
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看護師国家試験 2018年度(第108回) 午後 第 61 問
解答:2
精神遅滞(知的障害)とは、精神の発達が停止あるいは未熟で、認知や言語、運動、社会的能力に障害があること 子供の話であって認知症は含まれない
1.統合失調症は幻覚幻聴、妄想、異常行動、感情鈍麻などが主症状の精神疾患 小児期や青年期初期、高齢で発症することはあまりない また、知能自体はさがるわけではない
3.アルツハイマー病は認知症のひとつ 認知症となりうる病気の解説は→
4.クロイツフェルトヤコブ病はいわゆる狂牛病 脳内にプリオンと呼ばれる異常タンパクが増加する病気
「狂」牛という名前だが、
認知症、
不随意運動(ミオクローヌス)、
寝たきりが主症状
2.フェニルケトン尿症(PKU)はアミノ酸の先天的代謝異常症の1つであり,血清中フェニルアラニン濃度の上昇による認知および行動障害を伴う 重度の知的障害となる
尿および汗にフェニルアラニンの分解産物が含まれることでネズミのにおいに似た不快な体臭がキーワード