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看護師国家試験対策です

2019年度(第109回)午後 第 31 問

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2019年度(第109回)午後 第 31 問

看護師国家試験 2019年度(第109回)午後 第 31 問
急性骨髄性白血病の検査所見で正しいのはどれか。
1. 赤血球数が増加する。
2. 血小板数が増加する。
3. 白血球分画に白血病裂孔を認める。
4. ミエロペルオキシダーゼ反応陽性が3%未満である。
看護師国家試験 2019年度(第109回)午後 第 31 問
解答:3
血の細胞のすべての大元である造血幹細胞は、まず最初に骨髄系幹細胞リンパ系幹細胞に分化し、骨髄系幹細胞は赤血球、血小板、白血球の一種である顆粒球(好中球)や単球に分化し、リンパ系幹細胞はBリンパ球、Tリンパ球、NK細胞などのリンパ球に分化する
白血病はこの分化の過程の幹細胞の段階で増殖してしまい、正常な造血ができない病気
骨髄系幹細胞が増殖したのが骨髄性白血病、リンパ系幹細胞が増殖したのがリンパ性白血病
、さらにそれらが早いのか遅いのかで急性、慢性と分類されるという理解が一番簡単かと思います(厳密には異論もあるかもですが・・・)
選択肢中ミエロペルオキシダーゼ(MPO)は好中球に多く存在する酵素なので急性骨髄性白血病で少ないはずがない
また白血病裂孔とは末梢血中の白血球が多数の幼若細胞と少数の正常な成熟細胞のみが見られ、中間の分化段階の細胞が欠落した状態のこと
骨髄性白血病に特徴的だが、慢性骨髄性白血病では、分化能がのこされているため、中間の分化段階の細胞も観察される なので、白血病裂孔は急性骨髄性白血病に特徴的な所見となる


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