看護士国家試験 2012年度(第102回)午前 第 31 問
日本の平成21年(2009年)における人口の動向について正しいのはどれか。
1. 年少人口の構成割合は20%台である。
2. 老年人口の構成割合は20%台である。
3. 従属人口指数は70台である。
4. 老年化指数は180台である。
2012年度(第102回)午前 第 31 問
解答:2
人口を3種類に分ける
年少人口 | 15歳未満 |
生産年齢人口 | 15~64歳 |
老年人口 | 65歳以上 |
実際働いて給料を稼いで、税金を搾取できる人口は15~64歳のみ
あとは第一次ベビーブームが1947~49年、第二次ベビーブームが1971~74年でそれ以降は少子高齢化ということを念頭に置いておく
実際の数字では、年少人口割合が1950年で35.4%,戦後ずっと減少傾向で、1970年代で24%、2025年に10.0%となる予想
老年人口割合では、1950年に約5%で戦後ずっと増加傾向 2005年に20%越、2013年には25%、その後2035年に33%となる予想
従属人口指数とは税金を搾取できる生産年齢人口(15歳から64歳)と、年少者(0歳から14歳)と高齢者(65歳以上)の比率
従属人口指数=(年少人口+老年人口)÷生産年齢人口×100%1920年に71.6%以降下降、90年に43.5%に最小値、その後再度上昇傾向で2013年に61.1% これは高齢化をあらわす
老年人口指数=老年人口÷生産年齢人口×1001950年の老年人口指数は8.3%。以降しばらくは1桁台 1985年の15%から加速度的に上昇傾向 2000年代はだいたい40%前半
老年化指数は、年少人口 (0~14歳) に対する老年人口の比率
老年化指数=老年人口÷年少人口×100
1950年に13.9 2000年に119 2010年に174、2019年には 210と戦後ずっと増加傾向
出題当時としての回答は2だが、いまさら2009年の数字を記憶しても仕方ないので節目と傾向を覚えよう!