看護士国家試験 2016年(106回)午前第 31 問
腹部CTを別に示す。
矢印で示す部位について正しいのはどれか。(矢印は皮下脂肪を示している)
1. 肥満細胞で構成される。
2. 厚さはBMIの算出に用いられる。
3. 厚い場合は洋梨型の体型の肥満が特徴的である。
4. 厚い場合はメタボリックシンドロームと診断される。
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看護士国家試験 2016年(106回)午前第 31 問
解答:3
メタボリック症候群とは内臓脂肪型肥満をきっかけに脂質異常、高血糖、高血圧となる状態。生活習慣を改善することで将来的な重篤な病気を予防する目的
メタボリック症候群を判定する健診が「特定健診」
メタボ健診項目 基準値
- 腹囲 男性85cm以上、女性90cm以上
- 血糖値 空腹時血糖値が、110mg/dl以上
- 脂質 中性脂肪値が、150mg/dl以上 又はHDLコレステロール値が 40mg/dl未満
- 血圧 最高血圧(収縮期血圧)が、130mmHg以上 又は最低血圧(拡張期血圧)が、85mmHg以上
HbA1c、LDL、BMI等は診断基準には入っていないので注意!
該当する項目数に応じて「
情報提供」、「
動機づけ支援」、「
積極的支援」の3段階の支援を受けることができる
いろんなサイトでいろんな基準が出てますが、
e-ヘルスネット[情報提供](厚労省)のページが一番正しいです
2.BMIは
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
3.
肥満の体型は大きく分けて2種類
リンゴ型 上半身から腹部にかけての肥満 一見すると肥満と気づきにくい 内臓脂肪型肥満であることがおおく、こっちの方がよくない
洋ナシ型 下半身(下腹部、おしり、腰など)の肥満 見てすぐに肥満だとわかりやすいが、皮下脂肪型肥満であることがおおく、予後は意外に悪くない